ほたる館日誌「カスミサンショウウオ」

皆さん「カスミサンショウウオ」という生き物をご存知でしょうか?

山の中で暮らす、カエルやイモリと同じ両生類の仲間で、日本にしかいない日本固有種です。最近まで、本州の一部から九州地方に1種類がいると考えられていましたが、研究が進み、現在は9種類ほどに分けられ、九州の個体群のみが「カスミサンショウウオ」と分かった、生き物の世界で今一番熱い両生類なのです!

そんな「カスミサンショウウオ」もほたる館に暮らしていますが、来館された皆さんからよく言われること・・・「見えない!」「いない!」(;^_^A

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ほたる館では、似たような環境で暮らす「タゴガエル」と一緒の水槽で5匹が暮らしていますが、主に暗くなってから活動する彼らは、皆さんに見てもらう昼間は土の中や中に入れている木の下で休んでいます。(野生でも落ち葉や倒木の下にいたりします。)だからスタッフが掘り起こしてやっと見えるというのがほとんど。

「それでは自然で休んでいる姿が見てもらえない!」と思ったスタッフが考えまして、できたレイアウトがこちら。

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なにが変わったのかと申しますと・・・側面に新たに木を寝かして置いてみました!

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木の下に隠れるなら皆さんに見てもらえるように、水槽の側面に木を置いたらそこで休みに来てくれるのではないかと考えました。このまま一夜置いておき、今日出勤してみると・・・

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おぉ!!

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隠れてくれている!!確認すると3匹が使ってくれていました。

今日はうまく使ってくれましたが、皆さんがいつご来館されても見られるように、今後も改良をしていきますので、ご来館された際には、確認してみてください!

2019年10月24日

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